協会ニュース

平成13年8月23日

中国地区品質経営協会

 サービス関係シンポジウムを開催

  平成14年7月18日、広島インテスにて、『市場変化への対応と市場創造〜高齢化社会へ向けたビジネス展開〜』をテーマとするシンポジウムを多数の参加者のもと開催しました。幸服工房・ハッピーおがわ、堂本食品(株)及び(株)メッセージによる事例発表と質疑応答、引き続いて、小川英邦広島工業大学工学部講師の講演をいただきました。高齢者層を対象としたビジネス展開の事例が衣・食・住の分野ごとに発表され、高齢化社会へ向けてのビジネスチャンスのいろいろな着眼点が整理できました。

 

事例発表(1)「これからの介護ビジネス」

発表者:ハッピーおがわ 代表取締役 小川意房氏

 介護衣服の商品開発という活動に関わられて来られた経験を基に、要介護者からの観点での商品開発のヒントから介護ビジネスの実情までといった、幅広い範囲の内容が盛り込まれた発表でした。

事例発表(2)「ぱっくりりんとバリアフリー」

発表者:堂本食品(株) 取締役企画室長 浜本京子氏

 ものづくりの基本となる「理念」が商品開発の成功のポイントとなることがよく分かる、実体験に基づく事例発表であり、聞く者に感動や共感を与える発表でした。

事例発表(3)「医療介護分野における新ビジネス展開について」

発表者:(株)メッセージ 代表取締役 橋本俊明氏

 自社の新しいビジネスモデルによる医療介護事業展開に関する事例に止まらず、介護ビジネス全般についての将来性や動向に関する分析もあり、介護ビジネス全般が理解できた発表でした。

講演 「高齢者社会とシステム(ビジネス)の考え方」
    ―高齢者ビジネスの着目点―

広島工業大学工学部知的情報システム工学科講師 小川英邦氏

 高齢者および高齢者社会に関しての多面的で分かりやすい身近な事例を紹介されることによって、これからの高齢者社会におけるビジネスの着眼点が整理された講演でした。

 

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