ごあいさつ
中国地区品質経営協会
会長 マツダ(株)相談役名誉会長
山 ア 芳 樹
副会長 広島ガス(株)相談役
徳 永 幸 雄
戦後、製品品質の向上を目的としてわが国に導入された品質管理(QC)は、各企業において全社的活動(TQC)として体系的に展開されるに至って、製品の品質はもとより企業の体質改善に著しい効果を実証し、最も有力な経営管理の手法として注目されて参りました。
当協会は、この地域へのTQCの普及のため昭和52年4月に斯界の権威である広島大学木暮正夫教授、布留川靖教授(当時)のご尽力により中国地区品質管理研究会として発足し、以来、品質管理を中心とした各種シンポジウム、セミナー、講演および海外調査等の活動を通じて地域企業へのTQCの普及と活動のレベルアップを図って参りました。
これらの活動は、この地域内にとどまらず、全国的にも高い評価を受けて参りましたが、より幅広く指導的専門家の指導・支援を得て、企業間の相互啓発を活性化するとともに、社会性を強化するために、会員による会員のための会員の団体へと、平成元年度に「中国地区品質管理協会」と呼称変更し、平成4年度に大幅な組織変革に伴い体制強化をして、理事会と運営委員中心に、地域との密着度を高めるとともに内容の充実を図って参りました。さらに、現在の日本的TQC実践の実態への適合性を高めるとともに企業の現実的課題への対応を強化するために、当協会は平成8年度から「中国地区品質経営協会」と呼称変更し、今後の厳しい企業環境に対処するためのTQMの効果的実践を模索しながら相互啓発していく所存であります。私どもは、中国地方の産業活動の活性化と産業界の発展への貢献に対する当協会の使命は益々重大であり、多くの会員による一層の相互啓発を促進することが必要であると考えております。
当協会の活動趣旨にご賛同いただき、より一層のご協力、ご支援をお願い申し上げます。