協会ニュース 2006/11/30 『モノづくり経営革新 〜『競争力とオンリーワン』〜』シンポジウム |
◆開催日時:平成18 年11 月30 日 (木) 13:30〜17:10 ◆場 所:広島インテスビル 14 階 会議室 ◆参 加 者:18 社 125 名 |
7月の 「市場創造と需要創造」、9月の「IT 戦略と経営革新」シンポジウムに続き、本年度第3回目のシンポジウム「モノづくり経営革新」〜競争力とオンリーワン〜が、11月30日(木)広島インテスビルの14階会議室で開催されました。 |
今回のシンポジウムでは、最初にマツダ株式会社プログラム開発推進本部新型マツダロードスター開発主査の貴島孝雄氏から「新型マツダロードスターの開発」“商品コンセプトと開発モチベーション”と題してご講演いただきました。貴島氏には、初代ロードスターのコンセプトであった“人馬一体”をいかに継承し、かつ、現在の自動車に求められている技術水準・規制をクリアしていったか、また、開発に携わった人たちのモチベーションの維持高揚への工夫などを中心に、多くの示唆に富むお話を熱く語っていただきました。 |
続いてローツェ株式会社代表取締役社長の崎谷文雄氏から、「ローツェのオンリーワン戦略」と題してご講演いただきました。 崎谷氏には、電子工作が好きだった一人の青年が、現在の世界の半導体・液晶産業を支える搬送ロボットの分野で世界オンリーワンになるまでの想い・アイデア、ユニークな人材採用法や評価方法育成、世界の半導体メーカーの現状と一歩先を行ってオンリーワンの地位を維持していくローツェの技術開発戦略などについて、平易な語り口でお話いただきました。 |
最後に広島大学大学院工学研究科教授の高橋勝彦氏をコーディネーターとし、ご講演いただいた講師お二人を回答者として、会場からいただいた質問をもとに総合質疑応答の時間を持ち、競争力の強化とオンリーワン戦略、人材育成の考え方等について更に理解を深めました。 講演終了後、参加者の方々からは“今、話題の新型ロードスターには、こんな想いが入っているのか”、“半導体関連分野とは、ひらめきと先見が大事なのがよく分かった”等の感想が寄せられ、好評の中、閉会致しました。 |
中国地区品質経営協会 |