協会ニュース 2006/09/26 『IT戦略と経営革新〜内部統制の実施における可視化とIT対応〜』シンポジウム
◆開催日時:平成18 年09月26日 (木) 13:30〜17:10
◆場 所:広島インテスビル 14 階 会議室
◆参 加 者:18 社 137 名
 来年度から施行が始まる日本版SOX法対応の内部統制と見える化をテーマにしたITシンポジウムが、平成18年9月26日に広島インテスビルにお
いて、参加者が138名という多数の参加者のもと、盛大に開催されました。
(株)豆蔵 安井氏  最初に(株)豆蔵 IT戦略支援事業部長 安井氏から”日本版SOX法対応の「見える化」”と題して企業が内部統制を実施するに当たって事前文書化の重要性とアサーション(監査要点)を把握することにより効率よく内部統制システムを構築方法について説明を頂きました。
内部統制を専門的に取り組んでいる組織からの具体的な提案は多くの参加者に役立ったと思われます。
清水建設(株) 福原氏 次に清水建設(株) 支店長付 福原氏により”Web活用によるプロジェクトのみえる化”について建設プロジェクトにおける各プロセスを明確にしたみえる化の実施により高度な管理が効率よく実施された事例が紹介されました。
プロセスの中で暗黙知となっている情報を形式知に変換しオープン化する事によりシステムの有効性を向上させたプロジェクト管理を、実際に運用されているWeb画面で説明があり会場からは具体的でわかりやすかったと好評でした。
(株)富士通総研 藤原氏 最後に(株)富士通総研 常務取締役 藤原氏のIT活用による企業競争力の強化”についての講演があり、今後の企業競争力を決めるであろうユビキタス情報社会の詳しい説明と運用の事例などが紹介されました。
RFID(Radio Frequency Identification)タグ、CRM(Customer Relationship Management)、SCM(SupplyChain Management)などの具体的な運用例やシステムの紹介も多くあり参加者からは良く理解できたとの声が多く、今後の経営戦略に必要なユビキタスをいかに企業のIT戦略に組み込んで強い組織にしていくかを考える良い講演でした。
今回は多くの参加者から参考になったとの反響も多く、非常に有意義なシンポジウムとなりました。