平成17年9月15日、広島インテスにて、『IT戦略と経営革新』をテーマとするシンポジウムを約75名の参加者のもと開催しました。(株)フレスタ様、(株)山陽鉄工様による講演と、くれ産業振興センター 神鳥氏のコーディネートによる講演に対する総括と質疑を行いました。
まず、株式会社フレスタ 企画本部 情報システム部部長 西村 隆氏から「食品スーパーにおける情報システム構築」〜顧客情報構築から〜と題して、顧客システム事例として、優良顧客との長期的な関係構築を目的とした販売促進に関するマーケティング政策であるFSP(Frequent Shoppers Program)を紹介いただき、情報システムを担当する立場から、経営戦略とIT化の一体化及びシステム構築へのトップの理解ならびにシステムを定着させ情報を活用するため、末端のシステムユーザーの理解が必要となるという点などの説明をいただきました。
続いて、株式会社山陽鉄工 代表取締役社長 賀谷隆太郎氏から「我社のIT経営」と題して、 IT化の進展によって、中小企業として、新しいビジネスモデルの構築や経営管理や業務の仕組みの改革あるいはコミュニケーションの充実などが可能になったことについて説明をいただき、自社で取り組まれているIT化の状況を紹介いただきました。また、経営者の立場から、経営とIT化全般について広範なコメントをいただきました。
最後に、くれ産業振興センター 神鳥氏の司会で、参加者の質問に対する回答を中心に、講演内容を補足するようなパネルディスカッションが行なわれ、経営戦略とIT戦略の一体化について参加者の理解が一層深まりました。
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